監修
関島 良樹 先生
(信州大学医学部 神経内科、リウマチ・膠原病内科 教授)

評価・フォローアップ

遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)の臨床経過や治療効果のモニタリングとして、定期的に血液検査や画像検査など客観的なデータによる評価、また自覚症状や主観的な健康状態、日常生活への影響などについては問診や患者報告アウトカム(PRO:Patient Reported Outcome)を含めて確認し、全身の症状について注意深く観察することが必要です。また、遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)は、病期が長くなるにつれ、様々な合併症を併発する懸念があり、それぞれの合併症に対する対策も重要となります。
以下に、遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)の各部位の症状/所見の評価指標とその頻度、評価の際にご活用いただけるツール、長期的な合併症対策についてご紹介します。

評価頻度

診療サポート

長期的な合併症対策